Interview先輩インタビュー

丸山 清寿Kiyohisa Maruyama

クリエイティブ開発部
山口県出身 / 吉備国際大学 保健福祉学科卒

History

2006年(中途)
カメラアシスタントとして入社
現在
入社以来、カメラマンとして様々なジャンルの番組を担当

その場で見て
感じたことを、
レンズを通して
表現する

コンテンツビジョンに入社した理由

前職は全く別の業種でした。きっかけは本当に些細で、長野に移住するタイミングで変わった仕事に興味を持ち、「カメラアシスタント募集」の掲載を見て入社をしました。

コンテンツビジョンに対する、入社前と入社後の印象

そこまで大変なイメージはありませんでしたが、いざ撮影に携わるとひとつの映像を撮影するためにカメラの角度や照明の調整に時間をかけていたり、1時間の番組でも撮影は何日にも及んだりすることにとても驚きました。
しかし、ディレクターの編集作業や携わった番組の放送を見ると、時間をかけてこだわった映像でないと視聴者のみなさんに感動をとどけることはできないと感じました。

コンテンツビジョンで働いてきたなかでの成功体験や、嬉しかったこと

何年かの下積みを経て、3,000m級の山へ撮影に行くことになりました。
それまでは登山の経験も少なく、真冬の撮影だったので登山の最中は正直めちゃくちゃしんどくて心が折れかけていましたが、山頂から見た朝日が昇る景色を撮影できたとき、それまでの大変だったことを忘れるほど感動しました。そこからは山の仕事も喜んで行くようにしています。

コンテンツビジョンで働いてきたなかでの失敗談

私が入社した下積み時代は、現場でどのように動けばいいかわからず、先輩カメラマンに怒られることがしばしばありました(今の時代はそんなことはありませんよ!安心してください)。頑張っているのになんでこんなに怒られるんだろうと悩むこともありましたが、自分がキャリアを重ね後輩ができたときに、当時言われたことがよくわかるようになりました。

その失敗から、どのように成長できたか

カメラマンという仕事にマニュアルはありません。その場で見て感じたことを、レンズを通して表現する仕事だと感じています。だからこそ言葉で教えることだけではなく、自らが学び、感性を養うことが大事だと考えています。どんな状況でもクオリティーの高い映像を撮影できる確かな技術を身につけるため毎日が勉強です。

これまでのキャリアと今後の目標

普段は撮影スタッフとしてカメラマンを担当しています。飲食店を巡るグルメ番組や、大自然の四季を追ったドキュメント、マラソン、サッカーなどのスポーツ番組、信州ならではの温泉番組など、長野県内を駆け回り様々なジャンルの番組制作に携わります。見る人たちの目を引くような映像を撮影できるように、ドラマ、バラエティ、映画などいろいろな映像作品に触れるようにしています。

コンテンツビジョンでの働きがい

撮影した映像がテレビの前にいる何百万という人たちに届く、責任が大きい仕事です。いい映像を撮影できなければ放送に使える映像が無くなってしまいますし、歴史的な瞬間、一度しかないチャンスを逃すわけにはいきませんので集中力と体力が必要な職業です。しかし、自然、人、動物、料理、建物・・・撮影が無ければ見ることができない景色があります。担当した番組が放送された後に「綺麗な映像だね」「このラーメンおいしそう!」「ここに行ってみたい!」といった反響があると思わずガッツポーズをしてしまいます。この仕事に正解は無いですが、視聴者の方々が「見たい!」と思う映像を撮るために試行錯誤の毎日です。

コンテンツビジョンはどんな会社だと思うか

チーム力を感じます。制作や技術、それぞれの役割は違いますが、全員がチーム全体のことを考えながら動けるメンバーが集まっていると思います。トラブルがあった時も、心強いメンバーがすぐに助けてくれる環境が整っています。

どんな人と一緒に働きたいか、どんな人に向いていると思うか

1秒1秒を大事に感じられる人。カメラが回ると“いらない”時間はありません。「一瞬を切り取る力が必要」だと日々感じています。

Scheduleある日のスケジュール

8:00

起床

9:00

自宅出発

車で通勤しています。移動中は空や雲の動きを見て、1日の天気を気にします。

9:30

出社~機材準備・打合せ

出発の1時間~30分前に出社し、その日の撮影に必要な機材を準備します。ロケの台本を見ながら、その日のスケジュールや撮影内容をディレクターと確認し、必要な機材や演出方法などを打ち合わせます。撮影機材はなるべく前日からチェックをして、当日問題なく使えるように手入れをしておきます。

10:30

出発

カメラのほかに、三脚や照明、音声機材など、必要な機材を一式揃えると40~50kgもの重量になるので、運ぶだけで重労働です。自然と筋肉がつきました!

11:00

撮影開始

台本に合わせて撮影を行いますが、撮影現場では予想外の出来事が起こることも少なくありません。現場のスタッフには打ち合わせした内容に沿わないハプニングが起こった際に機転を利かせる判断力も求められます。また、ハプニングが思わぬ面白さを生み出すきっかけになることもあるので、一瞬のチャンスを逃さない鋭い視点も重要です。

18:00

帰社

撤収後は、相棒でもある機材のメンテナンスは欠かせません。さらに、ディレクターと一緒に撮影した映像のチェックをすることもあります。

19:00

帰宅

体と頭を使う仕事なので、栄養バランスを考えた食事と入浴後のストレッチも必須です。機材だけでなく体のメンテナンスも怠りません。

休日は..

釣りで気分をリフレッシュします。海釣りが好きなので日本海側に行くことが多いですが、たまに故郷である山口県の島に帰って釣りをするのも楽しみです。

Message

撮影は画角やアングルによって印象が大きく変わります。それが面白さであり、難しさでもあり、やりがいだと思います。最高の瞬間を撮影するために緊張やプレッシャーはありますが、良い映像が撮れたときの達成感はひとしおです。少しでも興味がある人は、ぜひ映像業界に飛び込んでみてほしいと思います。